We,mother Kaco and daughter Saya, are working on dogs and cats conservation activities.This is our activities' blog. We hope to share the information with many people, and we also would like to transmit the information. We started the activities in earnest in 2005. Looking for adopters for 9 dogs which some homeless people were unable to look after let us to start the activities.(ル二さん 訳)

2015年7月21日火曜日

レスキューホーダーについて考えた

アニマルホーダーとは病的に過剰な数の動物を収集する人の事です。レスキューホーダーというのはこのアニマルホーダーの中の一つのタイプで、限界を超えて「レスキュー」を続け適切な環境下での管理、飼育が出来なくなっている状態です。

~~引用ここから~~

2015年5月コロラド州で、チワワの保護団体代表を名乗っていた女性が動物虐待の容疑で逮捕されました。女性はロサンゼルスでチワワの保護団体を運営しており、常に200匹以上の犬を抱えていました。当然ながら犬達の世話は行き届かず、不衛生な環境で痩せ衰えた犬達を見かねた人から通報や苦情が多く寄せられていました。地元のアニマルコントロールやSPCA(動物虐待防止協会)などが犬を引き取り、本人は罰金や飼育禁止命令で処分されるということを何度か繰り返した後コロラド州に移住し、ここでも57匹のチワワを"保護"していた時についに逮捕となりました。この女性の裁判が今月に行われるため、このところニュースや雑誌で目にする機会が増えておりました。
また先月6月にはアラバマ州の私営アニマルシェルターにおいて、許可されている飼育数の3倍に当たる300匹近くの犬が深刻な飼育放棄の状態で発見されました。シェルターにボランティアとして来ていた人が酷い惨状に耐えかねて警察に通報したことがきっかけで警察とASPCA(アメリカ動物虐待防止協会)が立ち入り犬達は保護されました。このアニマルシェルターのオーナーの女性は「私が保護しなければ、この犬達は路上で命を落とすか、公営シェルターで殺処分になっていた。警察への通報は陰謀だ。」と主張していましたが、調査の結果7月16日に動物虐待の容疑で逮捕となりました。
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(photo by geralt )
この二件の事例は、どちらも正式に認可され登録番号も持つ保護団体であり、当初は確かに動物を救うために活動をしていた人々という典型的なレスキュー・ホーダーです。アラバマのシェルターのオーナー女性は元アニマルコントロールの管理職であった前歴さえあります。犬達は小さなクレートやケージに閉じ込められて運動させてもらうこともなく、食餌すら満足に与えられていない酷い健康状態だったのですが、どちらのオーナーも「犬達は全く問題なく、健康に過ごしていた。」と本当にそう思っていたとしか見えない様子で主張しているところも典型的です。
「dog actually」 ガニング亜紀 2015.07.21より
~~引用ここまで~~
アラバマのシェルターのオーナーはアニマルコントロールの管理職をしたこともある「この道のプロ」であったはず。ではなぜこんなことが起きてしまうのか?

たぶん「私が助けなければこの子は死んでしまう!!」って気持ちだと思います。優しい、責任感が強い・・・でも、ちょっと待って。その子を連れ帰ることで今家にいる子達に犠牲を強いることにならないか??ここなんですよ。ここ!。

例え1頭でも増えれば通院や何かで時間がかかり手間もかかりお金もかかる。結果先住の子たちの管理が甘くなる。健康管理に見落としが出てくる。悪循環ですよね。

どうしてこんな話をしているかというとですね、最近また「××に子犬が捨てられていた」とか「うちの近所に病気の子猫がいる」とかいう話を受けたわけです。相手からは「保護活動してるんだから、助けてあげるのが当然でしょ」っていうオーラが出てました。「保護はできませんがお手伝いは出来ますよ」って話をすると明らかに不満顔。「なんでわたしが!?」って感じ。

で、上のレスキューホーダーに戻るんだけど、こういった他人任せのエセ善人がレスキューホーダーを作る一因にもなっているんじゃないかと思ったわけです。個人で活動している場合は特に近所付き合いに気を使いますからね。NOといって気まずくなったら困るということもあるでしょう。

保護活動をしている人たちは経験も知識もネットワークもあります。喜んでお手伝いはさせてもらいます。必要があれば物資の援助もしましょう。あなたが保護した子が新しい飼い主さんのもとで幸せに暮らせるお手伝いをさせてください。でも丸投げはしないでください。あなたが押し付けた犬や猫のために多頭飼育崩壊が起きるかもしれませんよ。

うちもご多分に漏れず多頭飼育なので「レスキューホーダー」とか「多頭飼育崩壊」って単語にはピリピリしちゃうんですよね(苦笑)腹が立っていたところにNGワードを見つけたので怒りにまかせて書いてしまいました。

今日の一言

「無責任なレスキュー依頼がレスキューホーダーや多頭飼育崩壊をつくる」

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