We,mother Kaco and daughter Saya, are working on dogs and cats conservation activities.This is our activities' blog. We hope to share the information with many people, and we also would like to transmit the information. We started the activities in earnest in 2005. Looking for adopters for 9 dogs which some homeless people were unable to look after let us to start the activities.(ル二さん 訳)

2015年11月8日日曜日

ご報告 その2 エルザの事

エルザに口腔腫瘍が見つかりました。

エルザは心臓病に加えて慢性気管支炎で咳が続き通院が続いていました。
最近は咳で常に腹圧がかかるために直腸脱になってしまい週1で通院をしていたのです。
本来ならば手術で腸を腹壁に縫合して固定するのですが、エルザは高齢、心臓病、慢性気管支炎と麻酔のリスクが高く手術は避けたいと思っていました。それで柔らかめで量の少ない便になるように、ゴハンを穀物不使用の生食に変えてみたのです。結果は良好で飛び出していた肛門も落ち着いてきてこの分なら手術をしなくても大丈夫そうというところまで来ていました。

いつものようにゴハンの後で口周りをきれいにしているときに左側のあごに違和感を感じました。
ちょっと腫れがあるように感じたのです。口を開けてみたら小豆大のできものを発見! 先週受診した時にはなかったものです。嫌な予感がしてすぐに受診。

細胞診をした結果、悪性腫瘍の可能性が高いと・・・

犬では一般的な悪性口腔腫瘍は悪性黒色腫(メラノーマ)、扁平上皮癌、線維肉腫の3つがありますが、おそらく悪性黒色腫だろうとのことでした。


悪性黒色腫はとても進行が速く転移も起こしやすい腫瘍です。治療は骨に浸潤していくため顎ごと切除することになります。

たった1日で一目でわかるほど大きくなってしまいました

手術をしても再発の可能性が高く、もしも手術をしたときにすでに転移していたら顎を切除しても意味がありません。すでに下顎の一部が溶けてなくなっているエルザが手術をしたら口でゴハンを食べることは出来なくなります。そうなると胃瘻でチューブフィーディング。何よりエルザが手術に耐えられるかどうか・・・

色々考えた結果、積極的な治療はしないことにしました。

レントゲンでは肺への転移は見られませんでした。でも、時間の問題でしょう。あとどのくらい時間が残されているのかわかりません。でも今はまだ食欲もあり生肉をおいしそうに食べています。残された時間、生活の質を維持して苦しむことがないよう一緒の時間を大切に過ごしたいと思います。


エルちゃん、明日のお肉は鹿肉だよ。いっぱい食べようね。






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