テトと最後のお別れをしました
200ccの計量カップくらいの大きさの骨壺に収まってしまったテト
火葬を担当してくださった方に言われました
「病気だったんですか?頭蓋骨が崩れてしまって残りませんでした。
あんなに小さな体で病気と闘ったんですね」
おいしいものをたくさん食べさせてあげたかった
楽しい思いもたくさんしてほしかった
満開の桜並木を一緒に歩きたかった
生後100日足らずで旅立ってしまったテト
「生きた」というにはあまりにも短すぎる
このブログに対してではないのですが、保護活動をなさっている方のブログへ
『ぼろぼろの状態の子や奇形、病気やけがの子の写真を載せるのは同情を集めて寄付をもらいたいからで信用してはいけない。本当に動物たちに使われているかどうかわからない』といった内容の書き込みがありショックを受けました。
うちは繁殖引退犬(繁殖屋に言わせると廃用犬)を保護することが多いのですが、どの子も本当にひどい状態なのです。手足の骨折、膝や股関節脱臼の放置。あごの骨折。犬種の判別ができないほど汚れた毛玉だらけの身体。生まれてから1度も爪切りをしたことがないのかと思うような爪。
腫瘍で膨らんだおなか。角膜の潰瘍などなど・・・
なぜこの子達はこんな状態で子を産まされ続けるのでしょう?
どうして病院に連れて行ってもらえないのでしょう?
答えは簡単、少ないコストで大量に子犬を産ませるためです。繁殖屋にとって犬たちは命あるものではなく使い捨てのモノなのです。
では繁殖屋はなぜそんなにこいぬが必要なのでしょう?
それはペットショップで犬を購入する人がたくさんいるからです。
ペットショップでの生体販売を禁止すれば苦しむ犬たちはいなくなるでしょう。でも、業界団体の圧力で実現するのは多分無理。
だからこそ消費行動を変える必要があるのです。ペットショップで犬や猫を購入しない人が増えれば自ずとペットショップも仕入れを控えるでしょう。売れないのに手のかかる子犬子猫をおいておくはずがないのですから。
ペットショップで犬や猫の購入を考えている人に知ってほしいのです。
そのショーケースの中に入ったかわいい子犬のパパ、ママ、そして売り物にならないからと闇から闇に葬られてしまった兄弟たちのことを。
ペットショップで購入する人がいる限りモノとして扱われる繁殖犬たちはいなくならないのだということを。
どうかこのブログを読んでくださった方の周りから1人でも多くの「ペットショップで犬や猫を購入しない」という方が増えていきますように。第二、第三のテトを作らないためにも・・・
テト、短い間だったけど一緒に過ごした時間をありがとう
ずっとずっと大好きだよ