We,mother Kaco and daughter Saya, are working on dogs and cats conservation activities.This is our activities' blog. We hope to share the information with many people, and we also would like to transmit the information. We started the activities in earnest in 2005. Looking for adopters for 9 dogs which some homeless people were unable to look after let us to start the activities.(ル二さん 訳)

2012年10月4日木曜日

聴導犬について

前回に引き続き、聴導犬の話を少ししたいと思います。

聴導犬は音が聞こえない、聞こえにくい人に生活の中の必要な音を知らせてくれます。
玄関のチャイム、FAXの着信音、やかんの音、赤ちゃんの泣き声 車両などの音(クラクション)、警報音など、さまざまな「音」を聞き分けて教えてくれます。

オレンジ色の首輪とリード、「聴導犬」と書かれたケープを着用しています。


聴導犬は全国に42頭います。(9/30現在)
認知度は盲導犬に比べまだまだ低いと協会の方もおっしゃってました。
聴導犬の候補犬は動物愛護センターなどの犬の収容所捨てられた犬などがいるところ)から導入されてますですから、聴導犬になる子は犬種が様々。ビーグルやプードル、MIX犬など。人が好きで人と一緒にいたいと思う、順応性が高い、音に興味がある、 他の動物に対して友好的・興味を示さない、などの10項目以上のテストを行い適正判断します。

聴導犬の訓練は3段階制で「基礎訓練」「聴導動作訓練」「合同訓練」と段階を踏んでいきます。

基礎訓練は普通の家庭でもするような、「座る」「伏せる」「待つ」「止まる」「来い」の他に指示された時間場所で排泄ができる、人より前に歩かない(歩調を合わせられる)、様々な刺激や関心対象を無視できる、ユーザーさん(聴導犬使用者)に注目して集中できる、指示された場所に入ることができるなどの訓練をします。公共交通機関やスーパーやレストラン、幼児や子供の多い場所など様々な場所で訓練をしています。
基礎訓練の実働日数は60日以上。

聴導動作訓練は音に対する興味を引く訓練をします。ユーザーさんのニーズに合わせて、屋内、屋外で発生する必要な音に反応するように訓練します。訓練は実働日数100日以上。

合同訓練は聴導犬と一緒に暮らすための訓練です。ユーザーさんが基礎動作や聴導動作を適切に行わせることができるようにします。実働日数は10日以上(協会によって異なります)

すべての訓練を終えて初めて聴導犬になるための動作検証(試験)を受けることができます。犬だけではなく、ユーザーさんも一緒に受けます。
聴導犬になるためには認定が必要です。厚生労働大臣が認可した指定法人が訓練を終えた犬の動作検証を行い認定します。

聴導犬1頭を育てるのに300万円かかると言われています。


時間とお金がかかるのは聴導犬だけではありません。
盲導犬や介助犬もまた同じです。盲導犬・聴導犬・介助犬を総称して「補助犬」と呼ばれてます。http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/(厚生労働省HP)
どんなにお金と時間をかけても訓練を頑張ったわんちゃんとユーザーさんが動作検証で適格であると判断されなければ盲導犬や聴導犬や介助犬としては活躍できません。
不適格と判断されてしまった子は協会のPR犬になったり、一般家庭に引き取られたりして幸せに暮らしてますよ(*^_^*)

余談ですが、我が家で2度パピーウォーカー(盲導犬候補の子を10か月、家族の一員として迎えるボランティア)をさせてもらったことがあります。
1頭目の子「リリー」は無事認定を受けて新潟のユーザーさんと共に歩き、引退をしました。
本来であれば協会に返したら、もう会うことができないのですが、ユーザーさんのご厚意で何度か会いに行ったことがあります。涙が出るほど嬉しかったな・・・。

そして2頭目に預かった「ジャッキー」は我が家で暮らしてます。残念ながら試験で不適格とされてしまいまして・・・。「不合格」じゃないんですよ。「不適格」です。
母は「この子は向いてないんじゃないかな・・・。」と感じていたそうです。ここだけの話、ジャッキーを協会に返す日が近づくにつれ毎日のように「頑張らなくていいからね、帰ってくるんだよ」とジャッキーに話していました(笑)いたずらしても見なかったことにしたり(笑)
ジャッキーが帰ってきたときは本当に嬉しかった。飛び上るほど・・!!!
「ジャッキー」女の子です。


かなり脱線してしまいましたが・・・・

補助犬の育成資金や協会の運営はほとんどが寄付金によって支えられています。この現実を皆さんはどう思いますか?
                                                                      
今回のブログ更新にあたり、参考にしたHPです。こちらも是非ご覧ください。

日本盲導犬協会http://www.moudouken.net/index.php
聴導犬普及協会http://www.hearingdogjp.org/
社会福祉法人 介助犬協会http://www.s-dog.jp/

2 件のコメント:

  1. ふくちパピー2012年10月11日 21:46

    KACOさん、SAYAさんの愛情をいっぱい貰って幸せそうなジャッキー、そしてジャッキーが不適格になって帰ってきた時のSAYAさんのよろこび、思わず感動して拍手をしてしまいました。
    可愛い盛りを10ヶ月一緒に暮らし、愛情をいっぱい注いで、そして別れ、テレビなどで見ていても涙が出てしまいます
    協会に返したらもう会えないと思っていた子が「不適格」となって又一緒に暮らせる喜びは格別なのでしょうね
    SAYAさんいつも素敵なブログありがとう、楽しみに拝読させていただいています

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    1. いつもありがとうございます。
      ふくちパピーさんのお言葉はいつも私の励みになっています。

      なるべく更新できるように頑張りますね(^_^;)

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