ある日、いつものように海岸にでかけると、少年が一人、何かを拾っては海に向かって投げています。
「おはよう、何をしているんだね?」
「ヒトデを海に投げているんだ。今は引き潮で、おまけに太陽がギラギラ照りつけているから、海に戻してやらないと死んでしまうもの」
「でもね、きみ。ここは砂浜なんだよ。何キロも続いているし、そこらじゅうヒトデだらけだ。全てのヒトデを助けることは出来ないよ。だからそんなことをしてもしようがないだろう」
少年はじっと聞いていましたがふたたびヒトデをつかむと、ニッコリしながら海に投げました。
「でも、今投げたこのヒトデにとっては、意味があるでしょう」
「『幸せ時間』ですべてうまくいく」
飛鳥新社
今、世界中で人間のエゴのために命を奪われている動物がたくさんいます。
助けを求めている子もたくさんいます。
「全部助けられるわけではないないから」ではなく、
「一頭助けたところで何も変わらないから」でもなく、
「今、助けるこの子にとって意味がある」のです。
一人一人が行動を起こすことによって世の中も変わるのです。
一頭でも多くの子が、安全な環境で安心して心穏やかに暮らせるように「最初の一歩」、踏み出してみませんか。
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