まだまだ暑いですが夕方の空を見上げると秋の空を感じるようになってきました。
8月もそろそろ終わりですね。
今回、久々に県からの依頼を受けて野生動物を保護することになりました。
と言うのも、我が家では「傷病野生鳥獣保護ボランティア」というのをやっておりまして、怪我をしたり、なんらかの理由で親とはぐれてしまい一人で生きて行くには難しい野生動物を保護して自然に返すお手伝いをします。(※ ボランティアになるためには基礎知識を習得するための講習会を受講する必要があります)
今までにも何度か野生動物を保護するという貴重な体験をしました。
例えばフクロウ
こちらは「ツミ」という猛禽類。
それとハクビシン
フクロウなどの日本国内に生息する野生の猛禽類全種は捕獲し飼育することは法律で禁じられてます。傷ついた鳥などを拾った場合も関係省庁の保護許可を受けなければ飼うことはできません。無許可で飼った場合は違法行為として処罰されます。また、大型の飼育には自治体の許可が必要な場合があります。
また、オオルリやハクビシンなどの野生の鳥類、哺乳類も鳥獣保護法により捕獲、飼育は禁止されてます。保護などの特殊な例を除いては。(※ もちろん保護でも国、市町村の許可は必要ですよ!)
もし、野生の鳥や哺乳類を保護した場合は警察や役所に届けて下さいね。
そしてこちらが今回保護した子たちの飼育許可(依頼)証です。氏名住所も記入されてますが伏せさせていただきます(^_^;)
というわけで今回はコウモリとヤマネです。
女の子らしいです。どうやって判断するのやら(笑)
そして「ヤマネ」ちゃんたち。4匹保護しました。
食事が終わればものの2,3秒で爆睡です。つまみ上げてもまったく起きません(笑)
食事風景
しかし残念ながらヤマネちゃん3匹と雌コウモリを保護する前に1匹(?)コウモリを保護していたのですが、亡くなってしまいました。
現在、我が家には雌のコウモリ1匹(?)とヤマネ1匹だけです。
野生動物を保護することの難しさを改めて痛感させられました
。
「ちょっと危なそうだな」「今夜が峠かも」という前兆が全くなかったのです。
「今朝元気にミルク飲んでたじゃない。どうして・・・」という感じでした。
それだけ、人間の手で野生の生き物を育てるという事はすごく難しいという事なんでしょう。
もし、傷ついている野生動物(モグラやネズミも含まれます)や鳥、巣から落ちてしまったヒナなどを見かけたら、すぐには駆けつけず(状況によりますが)まず周りをよく見て下さい。親が近くにいるかもしれません。人間の姿を見て怯えて子供に近づけないだけかもしれません。
一度人間の匂いが子供についてしまうと親が警戒してしまって見捨ててしまうかもしれません。
救える命を一つでも多く増やすためによく周りを見てあげて、もし親や仲間がいるようであればそっとしておいてあげましょう。
生き残ったコウモリちゃんとヤマネちゃんが自然に返れるように頑張ります!
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