「亡くなった子が使っていたものがあるのですが使っていただけませんか?」
時々こんな電話を頂きます。
先日もわざわざ届けてくださった方がいました。
これらは頂いたものの一部。
ソファやベッドなど段差のあるところに使うスロープ 腰の悪い子だったのかな・・・ |
ドーナッツカラー |
たくさんの流動食 開けていない箱も |
日替わりで使えそうなくらいたくさんのリード |
キャリーも・・・ |
このほかにも洋服やドッグベッド、トイレシートやおむつなどたくさんいただきました。
だんだん弱ってきたときに、「少しでも食べやすく」「少しでも飲み込みやすく」「少しでも長く一緒に居られるように」との願いで用意したのであろう流動食。お散歩も楽しんで行っていたんだろうな。リードも可愛いデザインのものがたくさんあります。とてもかわいがってもらっていたのがよくわかります。 (たくさんのものを買ってもらっていたからかわいがってもらっていたということではありませんよ、念のため(^_^;))
その一方で、先日保護したような「愛」というものを全く知らずに一生を終える子もいる。
生まれて数十日で親から離され箱に入れられて競りにかけられる。
競り落とされてショップに並び素敵な家族に巡り合える確率ってどのくらいなんだろう?
「トイレが覚えられない」「吠えてうるさい」「病気になってお金がかかる」「病気で苦しんでいるのをみたくない」「咬む」「老犬になった」「死ぬところを見たくない」etc...こんな理由で保健所やセンターに持ち込まれたり捨てられたりしてしまう子達。
売れ残ってしまった子は?
競りではじかれてしまった子は?
親犬たちはどうなの?
幸せな一生を送れることそうでない子、何が違うんだろう
私が助けられる子の数なんてたかがしれているけど、せめて助けることが出来た子たちにはこの亡くなったわんちゃんのように最期の時までしっかりと看取ってくれる方に縁を結びたいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿