里親希望者様へのお願い

2013年11月6日水曜日

秋の大保護祭り?

ここ1ヶ月、新たな保護犬が増えててんてこ舞いしております。
詳細は後日改めていたしますが、とりあえずニューフェイスのご紹介を!
センターに収容されていた雑種の女の子が収容期限日に赤ちゃんを産みました。
イノシシの罠(?) にかかって怪我をしているところを捕獲され収容された子です。残念なことに生まれた子犬の1頭は低体温で保護する前に息を引き取りました。
母犬と子犬4頭、共に保護しました。
母犬は病院に直行です。ぐったりしていて頭を上げることも出来ない様子。センターで毎日傷の消毒と補液、抗生剤の注射をしてくれていたということたったのですが、状態は良くなさそうでした。
病院に着いて直ぐに傷の確認。

ちょっと分かりずらいけど、手首のところぐるっと1周化膿してます。

きれいに洗って死んだ組織を除去します
洗浄後、白く見えるのは・・・
処置の途中で陰部から血液交じりの悪露が出ていることがわかり子宮蓄膿症の疑いで緊急手術することに!





何も知らないチビ達。
手術、投薬を受ける母犬とは一緒にできないので預かりさんのお宅に移動です。

まだ、生後5日なのに・・。ごめんね



最初は嫌がったけど、何とかミルクも飲んでくれました
ミルクを飲んだらトイレタイム!!





満足じゃ



母犬はしばらく入院です。手首の手術は落ち着いてからになります。

この時は、この母犬がとんでもないことをしてくれるなんて想像もしていませんでした。その話はまた後日・・・




ここからの写真はペットショップに並んだ子達のパパママ、もしくは用無しになった廃用犬たちです。





















ペットショップにいる子達の後ろにはこういう状態のパパワン、ママワンがいることを知ってほしいのです。繁殖にかかわるすべての人がこうではないことは十分承知しています。でも取扱業の更新時の講習会に参加している”自称”ブリーダーたちの雑談は「命をなんだと思っているのだろう!!」という吐き気のするような聞くに堪えないものです。ペットショップで犬や猫を飼う人がいなくならない限りこういう人はいなくならないし、写真のようなパパワンやママワンもなくならないのです。

今回はここから8頭の子を連れてきました。その中の1頭、ポメラニアンの赤ちゃん。
ふわふわ毛糸玉の様な元気な女の子。でもこの子は心臓に異常がありオークションではねられたのです。体重もわずか750g。心臓の大きさは親指の爪くらい。エコー検査でも確定診断はできなかったのですが、おそらく動脈管開存症。動脈管は母親のおなかの中にいるときは誰にでもある大動脈と肺動脈を結ぶ管ですが、通常は出生と共に閉じるものです。それが何らかの原因によりこの管が開いたままになったのが動脈管開存症です。もう少し時間を空けてから再検査になりました。



あたしポポちゃん、小さいけど元気いっぱい!お姉ちゃんやおばさん、おじさんと遊びたいけどママが興奮すると心臓に悪いって遊ばせてくれないの。チョー不満(ー_ー)!!

これで終わりだと思っていたのに…
センターにダックスが5頭収容されているという話が舞い込んできました。
正直、ダックスだし一般譲渡で全員決まるだろうなと思って楽観していたのですが2日目にも3日目にも声がかからない。しかも5頭のうちの1頭は下半身がマヒしているとのこと。時間がない、かといって家で引き取るのはどう考えても難しい。それでお世話になっている茨城の団体さんにダメモトで声をかけてみたら、あらあら4頭決まりました。!(^^)!週明けに引き出してその足で茨城までお届けすることになりました。

心に引っ掛かるのは半身麻痺の子のこと。悩んで悩んで悩んで、引き取ることにしました。(-_-メ)

家には同じように下半身麻痺の猫「水野くん」がいます。おしっこもうんちも絞ってあげないと垂れ流しになってしまいます。でも水野くんはとっても元気。「飯にしろ~」ってしょっちゅう鳴いてます。水野くんを保護したのにこの子を見捨てるというのは私の中でOKなことではなかったのです。

センターに迎えに行っての第一印象、でかっ! みんなメタボ気味。
一番大きな子が9.8㎏(ないわ~)そして、それが半身麻痺の子。キミこの体重が災いしたんとちゃう???

シャンプーもカットもおとなしくさせてくれました


人懐こくてかわいい子たち


次々と里親さんがお迎えに来てくれました




そして、この子が半身麻痺の子、ドンちゃん!

帰宅して、すぐに病院に直行。先生の話では足先の感覚はあるようだから手術で治る可能性はある。ただ、麻痺が長期間あったとすると手術をしても治らない可能性もあるとのこと。
いつからこのような状態なのかわからない。ということはつまり、治るかどうかは手術をしてみないとわからないということですよね。なので手術をすることにしました。

そして、ご報告。ドンちゃんの手術をするにあたり、今回のダックスレスキューに協力をしてくださった「犬の美容室 パトラ」さんが手術費の負担を申し出てくださいました。高額な費用になるので本当に心苦しかったのですが、ありがたくお願いすることにしました。池田さん、本当にありがとうございます。ドンちゃんのために大切に使わせていただきます。

明日は、ドンちゃんの手術とポポちゃんのエコー検査があります。
結果が出次第、ご報告します。

1 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    引き取り屋も最低ですが、引き取り屋に犬を捨てる人も本当に最低。
    ペットショップも最低ですね。
    こういう事を知らない方たちが多すぎるのが悲し過ぎる現実ですね。


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