里親希望者様へのお願い

2012年5月10日木曜日

天国と地獄

最近読んだ本の中からのお話し。

交通事故で亡くなった人がいた。三途の川を渡ったところで門番と出合った。「天国行きか地獄行きか札を見せろ」と言われるが、肝心の札を持っていない。「なんだ、おまえは死んでいないから元の世界に戻りなさい」ところが、好奇心旺盛なその人は「せっかくだから、後学の為に一度天国と地獄を見せてください」と頼んだ。門番は気の利いた方だったので「ならば、せっかくの機会だから見ておいで」といった。その人は天国と地獄の見学に出かけた。

最初に地獄を見学することにした。

地獄に行くと、とてもきれいな広い部屋があった。部屋の中には大きな円卓があり、その周囲に椅子がずらりと並べられ座っている人たちがいる。円卓の真ん中にはたくさんのごちそうが並べられている。その人はその部屋の様子を見て思った。〈何だ、とても良い場所じゃないか。全然地獄ではない〉ところが次の瞬間、ひとつ変わったことに気が付いた。座っている人たちの前に置いてあるのは非常に大きなナイフとフォークとスプーンだけ。人々は料理をとって食べようとするが、ナイフもスプーンも大きすぎて食べられない。挙句の果てに互いの食器があちこちにぶつかると殺し合いが始まった。〈なるほど、これは地獄だ〉と、彼は地獄を後にした。

今度は天国に見学に行った。

すると、なんと全く同じ状況があった。大きな円卓、周りをぐるりと人が取り囲みテーブルには料理。そして大きなナイフとフォーク、スプーン。ところが天国では、向かいの人に「○○さん、おなかがすいたのではありませんか。」「はい、おなかが空きました。」「これをとって差し上げましょう。」と、そのスプーンで食べさせてあげたのだ。食べた人は「どうもありがとう。」と、今度はその人が向かいの人に「△△さん、こちらのフルーツをとって差し上げましょう。」と。人々は皆、満面の笑顔で、幸せそうに食事をしていた。

これが、天国と地獄の話である。全てが同じ状況であるにもかかわらず、その心が天国にもするし地獄にもする。物事をいやだな、つらいなと思えば実際に嫌なものになってしまう。しかし、その中で自分自身が成長しているとか、誰かの喜びにつながっているという実感があれば天国になるわけだ。

「きみはなぜ働くか。渡邉美樹が贈る88の言葉」
渡邉 美樹 著


う~ん、心の持ち様なんですよね。例えば『わんこがトイレコーナーでおしっこをした。しかしおしっこはシートからはみ出してる』この状況で「どうしてもう一歩中に入ってできないの!プンプン」が地獄。「トイレまで行けたんだね、お利口さん」が天国。精神的な余裕がないとなかなか「天国反応」は出てこないですよね(汗)ママも努力するからきみたち、ママがプリプリしているときは近づかないでおくれ(泣) 

OK!ビーちゃんにまかせて!
きみが一番・・・・ふぅ、やれやれ

2 件のコメント:

  1. さすが渡邊美樹さん…もですがkacoさんのチョイスが流石です☆
    本当に同じ状況人の感じ方は心の持ちようでかなり違いますよね。
    「我が家の奥様が家計簿をつけ始めた」という事象についても、「これで我が家の家計が引き締まり、明るく健全な家族設計を建てられる!」と考えて天国なのです☆決して「はう……お小遣いが少なくなっちゃう……」とは考えないのです!( ̄◇ ̄;)

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    1. oh! power of positive thinking ですね(^w^) 素晴らしい(パチパチ)
      頑張ってくださいね~

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